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フィールドワークを通じて感じたことを発表

11月26日、HALOMYからは三浦が参加し、地元高校生、武蔵野芸術大学の学生と一緒に林業組合職員の案内で林業のさまざまな現場を見学、体験。

そして、フィールドワークを通じて感じたことを、それぞれのカタチでアウトプットしました。

 

<Aさん>

林業への思いや、地域課題に対する危機感を作文にして発表したAさん。文章から伝わってきたのは、Aさんの抱く真っ直ぐな思いです。

植物が好きだというAさんは、このままでは地域の林業が衰退していってしまうという危機感を強く持ち、林業の未来に思いを馳せていました。 人前で話すのがそんなに得意ではないと言っていたAさんですが、「作文」というカタチで自分の思いをストレートに表現する姿がとても素敵でした。

 

<Bくん・Cくんペア>

同じ高校で学ぶ二人は、自作のスライドを使って発表しました。スマホでサクサクとスライドを作ってしまうあたりは、さすがデジタルネイティブ世代!

高校卒業後は地元を飛び出して新たな世界を見てみたいというBさんに対し、地元に残って地元のために働きたいというCさん。思い描く夢は違えど、二人の可能性は無限大!これからの人生を自分で選択していくには、たくさんの世界を知ることが大切です。今回のフィールドワークを通じて少しでも世界が広がったなら嬉しいです。

 

<Dくん>

東京の武蔵野美術大学に通うDくんはインターンとして今回の地域林業サミットに参加。そんなDくんは、林業についての思いをポスターにしました。そこに写し出されていたのは「年輪は 我らが息子の柱傷」という俳句と森林組合職員の後ろ姿ーー。年輪が持つ時間軸を、「息子の成長を刻む柱の傷」との対比で表現しました。インターンとして森林組合職員と同じ時間を過ごしてきたDくんでしか表現できないポスターです。Dくんが抱いた情感と林業に対する思いが見事に表現されていました。

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SDGs de 地方創生カードゲーム体験会

HALOMY代表理事の神永がファシリテーターを務め、「SDGs de 地方創生カードゲーム」体験会を行いました。これは昨年も実施してたいへん盛り上がったゲームです!

このゲームは参加者が行政チームと一般市民チームに分かれ、ヒト資源や資金を使って地域課題の解決に向けてさまざまプロジェクトを実行しながら、自分たちの住む「まち」を持続可能な状態に発展させるというもの。

今回は、実際の行政職員と将来行政職員を志す高校生が行政役となり、なかなか臨場感あふれるものとなりました!

何も手を打たなければ、まちの若年人口はどんどん減っていきます。これは、日向市という地方都市に住む参加者たちにとってはとても身近な現象であり、自分ゴトとして捉えてもらえたのではないでしょうか…。しかし、みんなの協働によってまちの人口は増え、経済が発展し、環境に優しく、暮らしやすさも向上するという良いサイクルが生まれました。その結果、持続可能な素晴らしい「まち」に!!!

振り返りではチームごとにディスカッションを行い、地域課題はそれぞれが複合的に絡み合っていること、課題解決には対話が重要であるという気づきを得た参加者たち。「ゲームが白熱して楽しかった!」で終わるのでなく、実際に自分たちの住むまちの課題解決に向けて、何か一つでも小さな行動につなげられたらいいですね。 

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2022年度の「地域林業サミット」を終えて

コロナ禍での生活も早3年…。HALOMYの活動もオンラインが中心でした。そうした中でも、リアルで無事に地域林業サミットを開催することができて、本当にうれしく思います!

 

私たちスタッフにとって、リアルで高校生や若者に会うことは何よりもの刺激です!

リアルだからこそできる対話や伝わる熱量があります。今回の地域林業サミットでは、実際に山に入るフィールドワークも行うことができました。山に入ることでしか感じられない空気感、そこからつながっていくそれぞれの思いがあったことでしょう。今回、そうした機会が実現できて本当によかったです。

 

地域課題は林業などの一次産業に留まりません。地域の課題を知ると同時に、地域にはたくさんのチャンスがあること、地域には多くの仲間がいること、そして何より未来にはたくさんの選択肢があること、そんなことを感じてもらえたならうれしいです!来年もぜひそんな場を創っていけたらと思います!

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地域林業サミット

2022年12月3日に宮崎県日向市にて
「地域林業サミット」が開催されました!

 2020年度からHALOMYが参画している「地域林業サミット」。

3カ年目となる今年も、耳川広域森林組合や地元行政との協働によって開催が実現しました。

 11月26日は学生が実際に山に入り、林業が抱える課題や現状を肌で感じる体験をしました。

 そして、翌週12月3日には、フィールドワークを通じてそれぞれが感じたことを、それぞれのカタチでアウトプット。なぜその方法で伝えるのかも含めて、自分の思いに向き合いました。

 サミットの後半は「SDGs de 地方創生カードゲーム」体験会を行い、SDGsと地方創生のつながりや、地域課題の解決に向けた気づきの場を提供しました。

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